苦節10年…大きく咲かせた“桃”の花 やっと掴んだ悲願のシード【初シード選手の顔ぶれ】 …うなプレーヤーなのか。初めてシードを獲得した選手を紹介していく。今回は岸部桃子。 語るうえで避けて通れないのが、2011年3月11日のこと。生まれ故郷… (出典:ゴルフ情報ALBA.Net) |
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“メルセデス元年”と呼ばれシード争いがメルセデス・ランキング(MR)に一本化された2022年。
全38試合が行われ、50位以内に入った選手には来季のフル出場権が与えられた。
初めてシードを獲得した選手、岸部桃子。
語るうえで避けて通れないのが、2011年3月11日のこと。
生まれ故郷の福島県で東日本大震災を経験した。
当時、富岡高2年だった岸部は、高校が原発の近くだったこともありサテライト校へ。
いわき市の自宅も全壊し、大きな影響を受けた。
震災から1年が経った12年3月に、同高を卒業。
そして被災者として苦しい時期を過ごしながらも、7月のプロテストに一発合格。
その時はメーカーが提供してくれたクラブを寄せ集めてなんとか受験にこぎつけた、なんてことも忘れられない。